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公開日:2025.09.22
更新日:2026.09.02
「今からでも介護の仕事って始められるの?」そんな不安を抱えている50代・60代の方へ——。
介護職は、年齢や経験に関係なく挑戦できる仕事のひとつです。人と関わることが好きな方、社会に貢献したいと考えている方にとって、やりがいのある職種として注目されています。近年では、ミドル・シニア層の採用も増えており、未経験からスタートする方も少なくありません。
このガイドでは、介護職の基本的な仕事内容から、未経験者向けの働き方、必要な資格、長く続けるためのコツまでをわかりやすく解説します。「少し興味はあるけど、何から始めればいいかわからない」そんな方にこそ読んでいただきたい内容です。
▶関連記事:【ミドルシニア職種図鑑】介護の仕事内容は40代・50代・60代も働きやすい魅力とは?
介護職は、年齢や経験に関係なく始められる仕事のひとつです。人と接することが好きな方、社会貢献をしたい方にとって、やりがいのある職種です。近年では、50代・60代の採用も積極的に行われており、働きやすい環境が整ってきています。
介護職の仕事は、利用者の生活を支えることが中心です。具体的には以下のような業務があります。
食事・入浴・排せつなどの身体介助
掃除・洗濯・買い物などの生活支援
レクリエーションの企画・運営
利用者とのコミュニケーション
施設によって業務内容は異なりますが、未経験者でも始めやすい業務からスタートすることができます。
未経験者向けの仕事としては、以下のようなものがあります。
デイサービスでの送迎・見守り
施設内の清掃・環境整備
利用者の話し相手やレクリエーション補助
夜勤なしのパート勤務(身体介助少なめ)
まずは「補助的な業務」から始めて、徐々にステップアップするのが安心です。
介護職には資格が必要な業務もありますが、無資格・未経験でも始められる仕事も多数あります。まずは補助的な業務からスタートし、働きながら資格を取得する方も多くいます。
以下は、介護職でよく使われる代表的な資格とその取得方法です。
※実際の費用や期間は取得方法により異なります。
介護職の入門資格で、訪問介護や施設介護の基本的な知識・技術を学びます。身体介助や生活支援の基礎を習得できるため、未経験者に最適です。通信講座や土日・夜間のスクーリングもあるため、働きながら取得を目指すことも可能です。
通学または通信講座(スクーリングあり)
カリキュラム:9科目130時間(40.5時間までは通信講座でも受講可能)
学習期間:約1〜4ヶ月
費用:3万〜10万円程度(自治体やハローワークの助成制度あり)
修了試験あり(筆記のみ)
資格取得後は、訪問介護や施設での介助業務が可能になります。
働きながら取得する人も多く、夜間・土日講座も充実しています。
より専門的な介護技術や医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養など)を学ぶ中級資格。介護福祉士を目指すための必須ステップでもあります。介護業界の経験がない方や、介護の資格を持っていない方でも受講できます。
学習期間:無資格の場合は最短6ヶ月、初任者研修を取得している場合は2ヶ月程度
カリキュラム:無資格者の場合は全20科目450時間の受講が必要(初任者研修の資格を持っていれば、320時間で取得可能)
費用:3万〜18万円程度(初任者研修修了者は割引あり)
介護福祉士の受験資格に必要
より責任ある業務を任されるようになる
施設によっては資格手当がつく場合も
介護福祉士は、介護の専門職として高い知識と技術を持つ国家資格です。取得にはいくつかのルートがあり、自分に合った方法を選ぶことが大切です。ここでは、代表的な4つのルートを簡潔にご紹介します。
①養成校ルート
福祉系の 専門学校や短大・大学(養成施設) に通い、所定の課程を修了すると、国家試験の受験資格が得られます。学校で体系的に学びたい方に向いています。
②実務経験ルート
介護職として 3年以上の実務経験(540日以上の勤務) を積み、実務者研修を修了することで、国家試験の受験資格が得られます。現場で働きながら資格取得を目指す方におすすめです。
③ 高校福祉科ルート
福祉系の 高等学校の福祉科を卒業し、卒業後に 9ケ月以上の実務経験 を積むことで受験資格が得られます。高校卒業後すぐに介護の道を目指す方に適したルートです。
④EPA(経済連携協定)ルート
こちらは日本で介護の仕事をしたい外国籍の方向けのルートです。インドネシア、フィリピン、ベトナムなどから来日したEPA介護福祉士候補者が、3年以上の介護業務経験を経て国家試験に合格することで資格を取得します。
▶厚生労働省「介護福祉士の資格取得方法」
資格取得後はリーダー職や指導者として活躍可能
給与アップ・正社員登用のチャンスが広がる
施設によっては受験費用の補助制度あり
試験は年1回(1月頃)、全国で実施
多くの自治体やハローワークでは、介護職への就職を支援するために無料講座や費用補助制度を用意しています。
たとえば、東京都では「介護職員初任者研修受講支援事業」として、一定の条件を満たす求職者に対して受講料の全額補助を行っています。ハローワークでも「求職者支援訓練」として、介護職への就職を目指す方に無料講座を提供しており、修了後の就職支援も充実しています。
「資格を取るにはお金がかかる」とあきらめる前に、まずは自治体やハローワークに相談してみましょう。支援制度を上手に使えば、未経験でも安心して介護職への第一歩を踏み出せます。
ハローワークの「介護職員初任者研修無料講座」
教育訓練給付制度(条件を満たせば最大20%〜70%補助)
東京都社会福祉協議会「介護職員初任者研修受講支援事業」
介護の仕事に興味はあるけれど、「もう50代・60代だし、未経験で本当にできるのかな…」と不安に感じている方も多いかもしれません。でも実は、介護業界では50代・60代の方が持つ“人生経験”や“人との接し方”が大きな強みになります。若い世代にはない落ち着きや共感力が、利用者さんとの信頼関係を築くうえでとても役立つのです。年齢を重ねたからこそできる介護があり、あなたのこれまでの経験がそのまま現場で活かされます。
利用者さんと年齢が近いことで、自然なコミュニケーションが生まれ、信頼関係を築きやすくなります。
介護施設の利用者さんは、70代〜90代の方が多く、50代・60代の職員は「話しやすい」「親しみやすい」と感じてもらえる存在です。若いスタッフには話しづらいことも、年齢が近いと安心して話してもらえることがあります。
例えば、昔のテレビ番組や歌の話題で盛り上がったり、子育てや家族の話で共感し合える場面が多くあります。ある施設では、60代の職員が利用者さんと一緒に昔の料理を作るレクリエーションを行い、「懐かしいね」と笑顔が増えたという声もありました。
年齢が近いことは、利用者さんとの距離を縮める大きな力になります。未経験でも、あなたの人生経験がそのまま介護の現場で活かされます。
介護の現場では、資格や技術だけでなく、人としての経験がとても大切にされます。これまでの人生経験は、介護の仕事で大きな武器になります。
介護の現場では、利用者さんとの信頼関係が何よりも大切です。子育て、家族の介護、仕事での人間関係など、人生で積み重ねてきた経験は、利用者さんの気持ちに寄り添う力になります。若い世代にはない「共感力」や「気配り」が、介護の質を高めるのです。
例えば、家族の介護を経験した方は、食事の介助や声かけのタイミングなど、自然に身についていることが多くあります。また、子育てを終えた方は、相手の立場に立って考える力があり、利用者さんとの会話でも安心感を与えることができます。
資格がなくても、経験がなくても、あなたの人生そのものが介護の現場で活かされます。「人の役に立ちたい」という気持ちがあれば、介護職はきっとあなたに向いています。
他業界での経験は、介護の現場で大きな強みになります。
介護の仕事は、単に身体を支えるだけではなく、コミュニケーション力、気配り、段取り力、チームワークなど、さまざまなスキルが求められます。これらは、事務職・接客業・営業職・製造業など、どんな職種でも培われてきた力です。
たとえば、接客業で培った「相手の気持ちをくみ取る力」は、利用者さんとの信頼関係づくりに直結します。事務職での「丁寧な記録や報告の習慣」は、介護記録の正確さに活かされます。また、営業職での「人との会話力」は、利用者さんやご家族とのコミュニケーションに役立ちます。実際に、異業種から転職した方が「前職の経験がそのまま活かせている」と感じているケースは多くあります。
介護職は、まったくのゼロから始める仕事ではありません。これまでの仕事で身につけた力が、利用者さんの笑顔や安心につながる場面がたくさんあります。あなたの経験は、必ず誰かの役に立ちます。
未経験でも、資格を取ることで安心して働き始めることができます。
「介護職員初任者研修」は、介護の基本を学べる入門資格です。短期間で取得でき、就職にも有利になります。週1回の通学で資格が取れる講座もあり、働きながら学ぶことも可能です。資格取得後は、施設での実習や研修があるため、現場に慣れるまでしっかりサポートしてもらえます。
資格は「自分にもできる」という自信につながります。まずは資料請求や無料説明会に参加してみましょう。
▶ハローワークの「介護職員初任者研修無料講座」
介護の仕事は、職場によって働き方が大きく変わります。自分に合った環境を選ぶことが長く続けるコツです。
デイサービス、グループホーム、訪問介護など、施設の種類によって仕事内容や勤務時間が異なります。夜勤のない職場や、短時間勤務が可能なところもあります。
「体に無理なく、日中だけ働きたい」「人と話すのが好きだから、レクリエーション中心の施設がいい」など、自分の希望に合った職場を選ぶことで、無理なく働けます。
求人情報を見るだけでなく、見学や面談を通じて職場の雰囲気を知ることが大切です。
最初から完璧を目指さず、少しずつ慣れていくことが成功の秘訣です。
介護の仕事は覚えることも多く、最初は戸惑うこともあります。でも、周りのスタッフがサポートしてくれるので、安心して働けます。
最初は掃除や食事の配膳など、簡単な仕事から始めて、徐々に介助業務に挑戦する方も多くいます。半年後には「利用者さんの笑顔がやりがいになった」と感じる方もいます。
一歩ずつ進めば、必ず成長できます。焦らず、自分のペースで進めましょう。
正社員にこだわらず、パートや契約社員など柔軟な働き方を選ぶことで、無理なく続けられます。
介護の仕事は体力を使う場面もあるため、週5日フルタイム勤務が負担になることもあります。パート勤務なら、週2〜3日や午前中だけなど、自分のペースで働けます。
ある60代の女性は、午前中だけのパート勤務でデイサービスの利用者さんの送迎とお茶出しを担当。体力的にも無理がなく、利用者さんとの会話を楽しみながら働いています。
「毎日働かないといけない」と思わず、自分に合った働き方を選ぶことで、長く続けられる仕事になります。
介護職は、50代・60代からでも安心して始められる仕事です。未経験でも挑戦できる環境が整っている今こそ、新しい一歩を踏み出すチャンスです。まずは求人情報をチェックして、自分に合った職場を探してみましょう。
はた楽求人ナビでは、医療・介護の求人も多数掲載中。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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介護職に挑戦したい50代・60代向け入門ガイド
Writer /
Hataraku Editor
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